帰化申請、生計の概要その2の書き方とサンプル【帰化申請】始めてのお客さま専用電話番号

帰化申請、生計の概要その2の書き方とサンプル【帰化申請】

 

帰化申請書・生計の概要その2

帰化申請、生計の概要その2の書き方とサンプル【帰化申請】帰化申請・生計の概要その2
生計の概要その2の書き方を女性行政書士が紹介するイラスト。

 

この記事は帰化申請で必須の書類、生計の概要その2の書き方とご紹介します。

 

生計の概要はその1とその2に分かれます。

帰化申請、生計の概要その2の書き方とサンプル【帰化申請】帰化申請・生計の概要
生計の概要という書類は、生計要件を満たしているかを確認するために作成されるものです。
書面は「その1」と「その2」に分かれています。

 

その1は申請者のひと月分の収入と支出を記入します。
その2は申請者が持っている不動産や金融資産などを記入します。

 

関連記事:生計の概要その1の書き方とサンプル。

 

生計の概要を提出する理由は、生計要件を満たしていることを証明するため。

帰化申請の要件の一つに生計要件があります。
簡単に言うと、帰化を希望する方が自分たちだけで生活できる経済力が必要ですよです。

 

 

要件自体は永住ビザよりもハードルが低くなっているかなと思います。
何故か永住権よりも帰化のほうが収入要件を満たすのが容易です。


 

生計の概要その2とは

帰化申請、生計の概要その2の書き方とサンプル【帰化申請】帰化申請・生計の概要その2
生計の概要その2に書く内容をザックリと説明する行政書士の画像。

 

ポイントは申請者の資産関係をありのままに書くこと

その2で書く財産内容は申請者世帯全員分のものになります。

 

・不動産(国内と国外)
・預貯金
・株券、社債券(金融資産)
・高価な動産(自動車や貴金属など)

 

帰化申請は財産が少なくても直接的には関係ありません。
ですので申請直前に口座に大金を入金する必要はございません。

 

生計の概要その2のサンプル

帰化申請、生計の概要その2の書き方とサンプル【帰化申請】帰化申請・生計の概要その2の書き方

帰化申請、生計の概要その2の書き方とサンプル【帰化申請】帰化申請・生計の概要その2の書き方

帰化申請の生計の概要その2の白紙と記入済みの見本です。

 

事例として記入した内容は、説明の便宜上の架空のものであり、実在する如何なる人物や団体とも一切関係ございません。

 

書き方の解説

ここから上記のサンプルを使って記入内容をご紹介します。

 

不動産

申請人世帯の方で不動産を所持している場合に記入します。
不動産は国内と海外のもの両方ともです。
書き方は不動産の登記簿謄本に書かれている内容を書き写します。
登記簿謄本は法務局で取得できます。

 

参考までに法務局のHPを掲載いたします。

 

http://houmukyoku.moj.go.jp/osaka/table/shikyokutou/all.html

 

住所によって法務局の管轄が異なりますので、出かける前にチェックすると良いです。

 

・種類
種類の欄には土地(宅地)や建物の種類を記入します。

 

土地の記入は、登記簿謄本の表題部の地目の欄に書かれた内容を記入します。
例:宅地など

 

建物は登記簿の表題部の種目の欄に書かれたものを記入します。
あと建物の構造も必要です。
例:居宅・木造

 

・面積
所持している不動産の面積を記入します。
これも不動産登記簿に書かれた数字を参考にして記入してください。

 

例:130㎡、90㎡など

 

・評価額
土地や建物の値段(評価額)を記入します。
金額は
・近隣の中古相場を参考に作る。
・路線価を参考に計算する。
・固定資産評価証明書(固定資産税)に書かれた額を記入。

 

一番簡単なのは固定資産税の請求書に記載された評価額ですね。

 

・名義人
土地や建物の名義人を記入します。
これも登記簿を確認しながら書いてください。

 

預貯金

申請者世帯が保持する預貯金を記入していきます。

 

・預入先
預金口座の銀行名や郵便局の名称を記入します。
銀行の場合は、支店名まで必要になります。

 

サンプルでは「○○銀行△△支店」と「○○郵便局」・・・ゆうちょ銀行○○支店となります。

 

・名義人
銀行口座の名義になっている人の名前を記入します。
通帳に書かれた名前を記入すればOKです。

 

・金額
通帳に入っている金額を記入します。
記載する残高は、残高証明書と同じになるようにします。

 

株券・社債等

株や社債を持っている方は記入が必要です。
株式や社債券は何処の会社のものであるかを書く必要はありません。
証券会社が発行する証明書や口座を参考にします。

 

・種類
所持する株券と社債の数と種類を記入します。

 

・株券 1000株
・社債 100口

 

・評価額
申請時の株式の時価や評価額を記入します。
上場企業など時価がハッキリとわかる場合は時価を書きます。
正確な時価が分からない場合は、相場を参考におおよその金額を書きます。
単位は「万円」になっていますので、記入する際にはご注意ください。

 

 

50000と記入すると5億円になります。
1万倍の金額になりますので、気をつけてください。
預金口座の単位は「円」なので、つられて不動産と株券、高価な動産も円単位で書いてしまいがちです。


 

・名義人
株券などの名義になっている人の名前を記入します。

 

高価な動産

ここには100万円以上の動産を持っている場合は記入します。
多くの場合で自動車が該当します。
あとは宝石などの貴金属がありますね。

 

・種類
動産の種類を記入します。
自動車は車の名称と排気量なども記入します。
宝石などは貴金属とだけ書けば大丈夫です。

 

・金額
金額は凡その相場を参考に記入して下さい。
自動車の場合であれば、中古車サイトなどで中古車の相場を記入します。
それ以外の動産は大体でOKです。

 

財産がない、借金があると帰化できない?

帰化申請、生計の概要その2の書き方とサンプル【帰化申請】借金があると帰化できない?
財産の大きさや借金の有無だけで帰化されない訳で無いことを説明する女性行政書士のイラスト。

 

帰化のご相談で多いのが、財産に関してです。

 

・持ち家がないと審査に不利になりますか?
・財産が少ないと帰化できませんか?
・借金があるとダメですかね?

 

結論から言うと、財産がなくても賃貸の家でも借金があっても帰化とは関係ありません。
帰化で見るのは、自分たち家族の収入で生活できるかという点のみです。
ぶっちゃけると生活保護を使わなくても生計を維持できることです。
借金があっても、キチンと返済していれば問題はありません。

 

ですので帰化に通るために、無理して家を購入する必要はありません。
無理な住宅ローンで生活が破綻するほうが帰化から遠ざかります。

 

また申請前に銀行口座に大金を入金する必要もありません。
申請の直前でいきなり大金が入ることを法務局の担当官から怪しまれます。

 

以上で生計の概要その2のご紹介を終わります。
ここまでお読みいただき有難うございます。

 

 

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