帰化の動機書の例文と書き方のコツ【帰化申請】始めてのお客さま専用電話番号

帰化の動機書の例文と書き方のコツ【帰化申請】

 

帰化の動機書の例文と書き方

帰化の動機書の例文と書き方のコツ【帰化申請】帰化の動機書の書き方
帰化の動機書の書き方を例文を使って説明する女性行政書士のイラスト。

 

このページでは帰化申請最大の難所と呼ばれる動機書について解説いたします。

 

帰化の動機書の例文

帰化の動機書の例文と書き方のコツ【帰化申請】帰化の動機書の例文

帰化の動機書の例文の画像。

 

まずは動機書の見本をご紹介します。
本来は手書きですが、当方の文字があまり上手くないのでPCで入力したものを掲載いたします。
動機書に書かれた内容や人物はすべて架空のもので、いかなる団体や人物とも一切関係ございません。

 

当サイトでは訪問者様へのサービスの一環として、帰化の動機書を始めとする申請書の無料ダウンロードサービスを実施しております。
特に自筆で記入する動機書の作成では、かなりの枚数が必要になると思われます。
動機書の下書きや練習にご活用ください。

 

関連記事:帰化の必要書類のダウンロードはこちら。

 

日本人と結婚した方の動機書の例文

帰化の動機書の例文と書き方のコツ【帰化申請】帰化の動機書の見本。
日本人と結婚した外国籍の方の帰化の動機書の例文。

 

別のシチュエーションでの動機書の見本をご紹介します。
これは日本人の配偶者向けの例文になります。

 

文書の内容は、それほど凝ったものではなく、淡々と事実を列挙した感じですね。

 

・申請者の生い立ち。
・来日した時の話。
・日本人配偶者との出会いと結婚した日時。
・授かった子供のこと。
・家庭円満で幸せに暮らしている。
・申請者や配偶者の前科の有無。
・交通違反の有無。
・年金や税金など公的義務を果たしていること。
・ずっと日本で暮らしていきたい。
・帰化許可のお願い。
・書類の作成日と申請者の名前。

 

内容を箇条書きにすると、この様な感じになります。
このケースでは、交通違反や公的義務を全部果たしていると書きました。
軽い交通違反などがある場合は、違反起こしてしまった事の反省と二度と同じことをしないと宣言する文面などを入れると良いと思います。

 

 

帰化の動機書は、書き手の状況で内容が変わってきます。
会社員の場合と日本人の配偶者、自営業者や会社役員、学生が同じ文書だと変ですからね。


 

日本人と結婚した方の帰化条件については、こちらの記事で紹介しております。
ご興味のある方は、是非ご一読ください。

 

 

 

関連記事:日本人と結婚した時の帰化条件

 

 

 

帰化の動機書とは

帰化の動機書の例文と書き方のコツ【帰化申請】帰化の動機書の例文
動機書の特徴を紹介する行政書士の画像。

 

まずは帰化の動機書の概要を簡単にご紹介します。

 

日本人になるための抱負を作文にしたもの

どうして日本人になりたいのか?
申請者の来日の経緯や動機、日本の生活に関する感想、これから日本人として、どの様に生きていくのかを自分の言葉で書くものです。

 

必ず自筆で書く。

帰化申請書は基本的にPC作成が許されています。
しかし動機書だけは自分の手で書く必要があります。

 

動機書は黒いインクを使った万年筆かボールペンを使用します。
消しゴムで修正が聞く鉛筆やシャープペンは不可です。

 

文字を間違えたときは、間違えた場所に二重線を引いて修正します。
修正液や修正テープは使用できませんのでご注意ください。

 

 

私が動機書のアドバイスをする場合、文字を間違えたときは、もう一度新しい用紙に一から書き直しを提案します。大事な帰化の結果に影響する可能性が高いので、少しでもリスクを減らした書類作成を目指します。
最後のほうで間違えた場合は、かなりキツイですけども。


 

文字数は500字から600字程度

動機書の文字数も気になる部分ですね。
この書類は長々と書くよりも、ポイントを絞ってコンパクトにしたほうが良いですね。
動機書の用紙で署名する行を除いて、8割以上書けば良いと思います。
この程度かけば、文字数は500字から600字程度になります。
目安は原稿用紙1枚と半分くらいです。

 

15歳未満の未成年は提出不要です。

15歳未満の帰化申請者は、動機書の提出は不要です。
しかし審査期間中に15歳を超えてしまうと、動機書の提出を法務局から求められます。
15歳未満の方を含む家族で帰化する場合は年齢と審査期間に要注意です。

 

 

審査期間中に15歳以上になると、動機書だけでなく履歴書なども必要になります。
それによって法務局の審査も長引きます。
帰化申請は手続きのタイミングが大事です。


 

特別永住者も動機書の提出が免除されています。

在日韓国人などの特別永住者の方も動機書の作成が免除されます。
この免除が無いとき日本語が得意でなかった方は、必死になって日本語を勉強して動機書を書いたと聞きます。
帰化申請で特別永住者は、いくつかの書類の提出が免除されています。

 

帰化の動機書の書き方のコツ

帰化の動機書の例文と書き方のコツ【帰化申請】帰化の動機書の書き方
動機書の書き方のコツを女性行政書士が紹介するイラスト。

 

動機書の例文を公開する前に、作文の書き方のポイントをご紹介します。
帰化の動機書は、自分の言葉で日本人になる抱負を書かなければなりません。
ネット上にアップされた見本をコピペ出来れば簡単で良いのですけども・・・
帰化申請の状況が人によって違いますので、結局は自分で書かなければいけないのが現実です。
無理やり見本を丸写しすると、不自然な文章になってしまいます。

 

いきなり文書を書かない。

動機書などの作文は、用紙にいきなり書き始めても書くのは難しいです。
なんの準備なく書くと、まとまりのない文書になったり、必要なポイントが入らないものになり易いです。
まずは用紙を埋めるための材料を集める作業からスタートします。

 

情報集めは過去から未来に向かって。

動機書はA4サイズの用紙に必要な情報をコンパクトに盛り込む必要があります。
必要な情報は帰化申請者の過去から現在、そして未来です。
まずは情報を箇条書きでOKですので、PCやノート、メモ帳に記入していきます。

 

申請者の過去

まずは申請者の生い立ちなどの過去の情報を整理します。

 

・いつ、どこで生まれたか?
・日本に渡日したのは、いつの日?
・どうして来日したのか?
・今まで何をしてきたのか?
 (本国の学校など)

 

申請人の現在

次は申請者の今の情報を集めていきます。
ここでは4種類の情報をピックアップします。

 

生活状況

まずは今の生活習慣などを

・大学生などの学生なら、何の勉強をしているか?
・社会人なら何の仕事で生計を立てているのか?
・主婦などであれば、どの様に生活しているか?

 

素行の善良さ

帰化の素行要件にも関わってきます。

・前科や交通違反がないこと。
・住民税などの納税義務を果たしていること。
・年金を納めていること。
・役所などから感謝状や表彰された経験。

 

家庭の状況

次は家族との生活に関する内容ですね。

・家庭な家庭を築いているか?
・家族の仲は良いか?
・子女の進級や進学や就職などについて。

 

帰化の動機

渡日から今までの生活を考えて、帰化したい理由をピックアップします。

 

未来~帰化したらどうしたいのか

最後は未来のことですね。
ここは帰化して日本人になった後の未来について考えていきます。

 

・将来の目標。
・日本社会に定着している様子。
・一生を日本で生きていく覚悟
 (本国に帰る意思がない)

 

本国に帰る意思がないというのは、今現在の状況で日本に骨を埋める気があるかということですね。
未来のことは誰にも分かりませんが、今は日本人として一生、生きたい思いがあるか。
帰化に対する強い希望を動機書に書くために必要な情報です。

 

動機書は帰化で一番難しい書類と呼ばれています。

帰化の動機書の例文と書き方のコツ【帰化申請】帰化の動機書の例文
帰化の動機書が難しいと言われる理由を説明する女性行政書士のイラスト。

 

帰化申請で記入するのが一番大変な書類と評判の動機書。
難しいといわれる理由をご紹介します。

 

文章に明確な答えがない。

動機書は「日本人になりたい理由や抱負の作文」です。
他の申請書ならば、確定申告書、住民票や出入国履歴、給与及び在勤証明書、母国の公的書類に書かれた内容を転記することで作成します。
乱暴な話、書類さえ揃ってしまえば帰化申請書は作ることが可能です。
帰化申請で一番大変なのが、申請者に合わせた必要書類を揃えることです。

 

動機書は作文であり、申請者自身が自分の言葉で書かないといけない書類です。
確かに当サイトを始めとする帰化申請のウェブサイト上に、文章の見本や例文がアップされています。
広く一般に公開する性質上、見本は特に問題がない一般的なパターンになってしまいます。

 

例文を見て何となく内容は分かったけれども、自分の場合はどのように書けばよいのか?
見本や例文をそのままコピーするだけでは、作成が難しい面があります。

 

動機書は日本語で書く文章だから難しい。

動機書が真に難しいのは日本語での文章にしなければならない点です。
日本語での文書が書くために何年も日本語を勉強された方も少なくありません。

 

留学生として日本に来て、学校を卒業して日本の企業に就職したような方なら、日本語能力に問題がないケースがほとんどです。

 

しかし日本人と結婚して渡日してきた方の場合、日本語を不得手とされる方は少なくないです。
またかつての特別永住者の方も日本語での作文の大変さで帰化申請を断念されたケースも少なくないと聞きます。
(現在は特別永住者の方は免除されていますが。)

 

 

管理人が外国人に日本語を教えるボランティアをしていた経験上の話になります。
日本語のヒアリングやスピーキングは比較的に早期でマスターされる方が多いです。
しかし日本語の文書の読み書きになると、途端に難易度が上昇します。
日本語を流暢に話す方でも文書を書くのは難しいという人は少なくありません。


 

動機書の内容が審査に影響するプレッシャー

動機書が書けない理由の一つに、作文の内容次第では不許可になるのでは無いかというプレッシャーですね。
知り合いにメールやlineを送るのとは、大変さは段違いですからね。
そして何を書けばよいのか、思い付かなくて帰化を断念した人も居られます。
私も就職試験や入学試験で作文を書いた経験がありますが、プレッシャーを感じて変な文章しか書けなかった記憶があります。

 

まとめ

ここまで動機書の例文のご紹介、文書の書き方のコツなどをご紹介してきました。
作文は美しい文章を書いて法務局の担当官を感動させるために書くものではございません。
ポイントは帰化の要件を満たしていること、日本人になるための目的などを淡々と記入することです。
日本語でしかも自筆しないと行けないので非常に大変です。

 

だけども帰化のために越えなければならない壁です。
当サイトの管理人も心から応援いたしております。
ここまでお読みいただき、有難うございます。

 

 

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